首都圏豪雨:1時間100ミリ超 住宅浸水や道路冠水続発

台風14号から湿った空気が流れ込んだ影響で、東京、埼玉、神奈川の3都県では4日夜から5日未明にかけ、地域によって1時間に100ミリを超える大雨となった。東京都中野区、杉並区、世田谷区の3区を中心に住宅の浸水や道路の冠水が相次ぎ、浸水戸数は1000戸を上回るとみられる。中野区は妙正寺川神田川流域の住民に避難勧告を出し、杉並区や東京都練馬区でも住民が自主避難をしている。

気象庁によると、杉並区下井草で午後9時50分までの1時間に112ミリ、東京都三鷹市新川で午後10時20分までの1時間に105ミリを記録。東京都新宿区、練馬区、北区、世田谷区、狛江市、埼玉県川口市でも時間約100ミリ、川崎市宮前区と多摩区で約90ミリを観測した。

東京都総合防災部によると、杉並区と中野区で善福寺川妙正寺川がはんらん。中野区の避難者数は5日午前1時現在で計56人。杉並区によると、区内の浸水戸数は少なくとも数百戸に上るという。世田谷区でも数十戸の被害が出た。

東京電力によると、杉並区上荻地区などで7000件以上が停電した。

埼玉県内ではさいたま市などで床上浸水34件、床下浸水127件。神奈川県内でも、大和市などで三十数件の浸水被害があったという。同市内では2世帯7人が自主的に避難したという。

 ◇大雨急襲 住民「逃げようがない」

4日夜、東京都などを急襲した記録的大雨は各地で床上・床下浸水や道路冠水による交通マヒなどをもたらした。被害地域では、住民らは「逃げようがない」「どうしようもなかった」と口々に訴えた。

東京消防庁には浸水などによる救助要請が相次ぎ、杉並区上荻3では午後10時20分ごろ、住宅やマンションが冠水。水は1.5メートルの高さまで達し、マンション3階に取り残された男女が消防の救命ボートで避難した。中野区弥生町などでも「浸水でドアが開かない」といった通報があった。三鷹市井の頭では住宅地ののり面が幅約3メートルにわたって崩れ、道路をふさいだ。

中野区は同9時半ごろ避難勧告を出したが、同区大和町で車椅子生活を送る男性(53)は「近所の人から勧告が出ていると聞いたが、タクシーの運転手が車を置いて徒歩で脱出するような状態。逃げようがない。私の家はまだ浸水していないが、近くの家にレスキュー隊が来て住人を助け出した」と緊張した声で話した。

妙正寺川があふれて床上浸水の被害に遭った同区若宮2の酒店経営、森田道夫さん(71)は「みるみるうちに川の水位が上がってあふれたと思ったら、店の中に水が流れ込んできた。すぐに腰まで水位が上がり、妻を2階に避難させたが、とても外へ逃げられるような状態ではなかった。この場所に移転して38年間でこんな被害は初めて」と話した。

杉並区善福寺では午後7時半ごろから雨が強く降り始め、区立井荻小の敷地内を通る善福寺川の水位が急上昇。同小の男性職員は「すごい雨だった。保管していた土のうを、腰のあたりまで水につかりながら周辺の住宅に配った」と言った。

武蔵野市御殿山2の成蹊通りは、JR中央線をくぐる場所で冠水し、タクシーとワゴン車の2台が取り残された。タクシーの男性運転手は「1分ぐらいでどんどん水が上がり、車の窓ガラスの辺りまできた。とにかくどうしようもなかった。ラジオで雨の被害や通行止めなどの情報が流れていなかったので、何が起きたのか分からなかった」と驚いた様子で話した。

バイト帰り(0:00あがり)でジャストミートしましたw
バイト先から最寄りの津田沼駅までは距離もないし雨脚はそんなに強くなかったんですけど、駅に着いた途端に土砂降り…
そういや一昨日の天気予報で日曜は雨の可能性があるとかいってたけど、こんな土砂降りとは予想だにしてませんでしたからやられましたよw
仕方ないから親に迎えに来てもらったしw
( ̄▽ ̄;