落雷:9人被害 男性2人が意識不明の重体 千葉の海岸

31日午後0時35分ごろ、千葉県白子町中里北塩場の中里海岸波打ち際で、ライフセーバーや海水浴客男女計9人に、雷が連続して2度落ちた。男性2人が心肺停止となり、いずれも回復したが意識不明の重体。女性1人も同状態となったが人工呼吸で蘇生した。3人を含む全員が病院で治療を受けている。

重体となったのは、同県九十九里町片貝、建具師、丸山人視(ひとし)さん(33)と東京都葛飾区青戸7の菊地陽一さん(32)。一時心肺停止となった女性(24)ら7人が軽傷。

県警茂原署と長生郡市消防本部北消防署によると、同日正午ごろ、直前に出された落雷・濃霧注意報による遊泳注意を受け、ライフセーバーが海水浴客を誘導していたところ、雷が落ちた。偶然現場に居合わせた看護師の女性が、心肺停止状態の女性に人工呼吸などを施し意識を回復させた。

事故当時、同海岸には約2500人の海水浴客がいたが、誘導や放送による指示で、大半は陸上に避難していたという。

落雷を目撃した海の家「まつや」の経営者、高柳充弥さん(47)は「波打ち際から5メートルぐらい先の海中に真っすぐに白い光が落ちた。人に当たったのではなく、海中に落ちて人が倒れたように見えた。海の家は自分で3代目で40年やっているが、昼間に海に落ちたのは初めてだ」と話していた。

銚子地方気象台によると、関東甲信地方は大陸から強い寒気が、南から温かく湿った空気が入り込んで大気の状態が不安定となり、31日昼から県内全域に雷注意報が出ていた。

やっぱ雷って怖いですね…
にしても落雷注意報がでて客を誘導してる最中の出来事だったから、余計に大変だったでしょうね…
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