ウナギ:土用の丑前に稚魚不漁で価格上昇 売り手四苦八苦


28日の土用の丑(うし)の日を前に、ウナギの価格が上昇している。今年は稚魚のシラスウナギが不漁だったためで、スーパーやウナギ料理店の仕入れ価格は2〜3割高くなっている。昨年より1匹あたり100円程度の値上げになっているスーパーも出ている。

ウナギは、12月〜4月に河川や近海でとれる稚魚を、半年間ほど養殖して出荷する。稚魚は生態が解明されておらず、すべて天然物。ウナギの価格は稚魚のとれ具合に大きく左右される。日本養鰻漁業協同組合連合会静岡市)によると「今年の稚魚の漁獲は過去最悪だった」という。原因は不明だが「異常気象で黒潮が蛇行した影響」「昨年からの台風や地震のせいだ」などと言われている。

このため、稚魚の価格は3倍程度に値上がりし、養殖池を暖める重油価格の上昇も“ダブルパンチ”になった。ウナギの出荷価格は、昨年より1キロ200円程度高い1600円前後が主流だ。03年に輸入ウナギの一部に国内で使用が認められていない抗菌剤が残留していたことが判明して以来、国産への人気が高まり、価格上昇が続いていた。

また、中国、台湾産も稚魚が少なく10〜15%程度価格が上昇している。

仕入れ値の上昇で、スーパーやウナギ店は苦しい戦いだ。食品スーパーのサミットは、1匹780円だった商品を880円にするなど、値上げに踏み切った。ただ、土用の丑の日には、売れ筋の国産かば焼きは昨年と同じ980円に据え置く方針。「仕入れ値が上がって苦しいが、1000円以上では売れない」と、利益を削ってでも販売量を確保する方針だ。イトーヨーカ堂は、規模のメリットを生かして、値上げはしない方針だ。

ウナギ料理で有名なさいたま市で、70年の歴史を持つ中村家は「今年は悪い方の当たり年。ただ、長年守ってきた価格を変えるつもりはない」といい、仕入れ値の上昇を経営努力で乗り切るという。

うげ、ウナギが高くなるのかよ…
丑の日までもう1週間を切ってるってのに、こりゃ食品業界にとっては大打撃でしょうなぁ…
あ、俺がかつて働いていた某デ○ーズにもこの季節はうな丼があったけど、もう作るの簡単でしたよ。だって冷凍パックを暖めてご飯の上にのせてタレをかけるだけですからねぇw
( ̄ι ̄)