ボクシング:徳山、王座に返り咲く スーパーフライ級


世界ボクシング評議会(WBC)スーパーフライ級タイトルマッチ12回戦は18日、大阪市中央体育館で行われ、前王者で同級4位、徳山昌守(30)=金沢=が王者の川嶋勝重(30)=大橋=を判定で破り、王座に返り咲いた。約1年ぶりの再起戦となった徳山は、昨年6月に一回TKO負けした川嶋に雪辱し、川嶋は3度目の防衛に失敗。両者は3度目の対戦で、徳山の2勝1敗となった。徳山は国内歴代3位タイの世界戦10勝目、同一世界王座への返り咲きは国内7人目。徳山の初防衛戦は同級1位、ホセ・ナバーロ(米国)が有力。

 ◇持ち味のアウトボクシング発揮、文句なしの勝利

天才・徳山がよみがえった。突進してくる川嶋を俊敏なフットワークでかわし、的確な左ジャブ、鋭いワンツーを突き刺す。距離が詰まると巧みにクリンチ。「“徳山ワールド”にはめた」と自画自賛するように、持ち味のアウトボクシングを存分に発揮した。十二回、足を滑らせたところに右フックを受けてダウンしたものの、文句なしの勝利だった。

「三回までジャブを突いてポイントを取れ。川嶋は焦って四回から大振りになる。面白くないボクシングをしよう」。金沢英雄会長が授けた作戦だ。この半年間、「川嶋の突進に押し負けない体を作る」と徹底的に筋力トレーニングをこなし、パワー主体に打ち合う練習もしてきた。だが、最終的には「開き直って自分のボクシングをしよう」と決めた。

昨年6月に川嶋に一回TKO負けした後、一度は引退を決意したが、「自分のプライドを取り戻す」と翻意。防衛を続けることに疲れてやる気が低下し、週3日しか練習しなかったことを死ぬほど悔やんだ。筋肉増加による減量苦も覚悟のうえ、肉体改造を図って体の切れを取り戻した。

勝利コール後、肩車されて「聖二、勝ったぞ!」と絶叫した徳山。ラウンド間のインターバルでは、今年4月に試合中の事故で亡くなったジムの後輩の日本スーパーフライ級前王者、田中聖二さん(当時28歳)の遺影を見て闘志を奮い立たせたという。「この1年間もやもやしていた気持ちが、ようやく晴れた」。久しぶりに浮かべる、自信と誇りに満ちた笑顔だった。

やったよ、徳山が王座を奪還したよ☆
試合をずっと見てたわけではないけど、終始挑戦者の徳山のペースでいってましたし、間違いないなと思ってましたw
とりあえず、おめでと〜〜〜〜〜〜!!
(^▽^)