コンフェデ杯:ブラジル優勝 南米対決、4−1で圧勝


サッカーのコンフェデレーションズカップは最終日の29日(日本時間30日未明)、ドイツのフランクフルトで決勝が行われ、ブラジルがアルゼンチンとの南米ライバル対決を4−1で制し、4大会ぶり2度目の優勝を果たした。ブラジルは前半11分にアドリアーノのゴールで先制。同16分にカカ、後半2分にロナウジーニョ、同18分にアドリアーノがゴールを奪い、アルゼンチンの反撃を1点に抑え、攻守に圧倒した。

得点王は、通算5ゴールを挙げたブラジルのアドリアーノが獲得した。

▼試合経過

試合は立ち上がり、組織力に勝るアルゼンチンが支配した。リケルメを中心に長短を折りまぜたパスをつなぎ、両サイドからのクロスボールを中心に攻撃を仕掛けた。しかし、前半11分、そんな試合の流れをブラジルの圧倒的な個人技が断ち切った。右サイドを攻め上がったシシーニョからのパスをペナルティーエリア手前で受けたアドリアーノが、相手のタックルをかわし、難しい体勢から強引にシュート。鋭い弾道のボールがゴールネットを揺すった。

さらに同16分、左サイドでボールを受けたロビーニョペナルティーエリア手前のカカへパス。巧みなトラップでボールをコントロールしたカカが右足を振りぬいてゴール右隅へ決め、ブラジルが2点をリードした。

アルゼンチンは、相手ゴール前まで攻め込む回数では上まわったものの、最後の局面でサイドからのクロスボールに固持するあまり、中央に人数をかけて守るブラジルを前に好機が生まれず、逆に後半2分、右サイドを突破したシシーニョの低いクロスからロナウジーニョが右足ボレーで決め、ブラジルが決定的な3点目を奪った。

以降はブラジルが余裕を持ったパスまわしでアルゼンチンの守備をいなし、両サイドバックも頻繁に攻撃参加。同18分には、右サイドのシシーニョの絶妙のクロスボールをゴール前のアドリアーノがヘディングで決め、4−0。直後にアルゼンチンがアイマールのヘディングシュートで1点を返したものの、ブラジルは最後まで守備的になることなく好機を作り続け、試合終了。世界屈指の“個人技の競演”はブラジルの圧勝という思いもよらない結果に終わった。【デジタルメディア局 大江直彰】

■3位は地元ドイツ 延長の末、メキシコに4−3

決勝に先立ってライプチヒで行われた3位決定戦、ドイツ−メキシコ戦は、延長戦の末、ドイツが4−3でメキシコを降した。点の取り合いとなった試合は延長前半7分、ドイツのバラックがFKを直接決め、決勝点を挙げた。

▼試合経過

試合は、両チームが交互に主導権を握り、点を奪い合う見ごたえのある展開となった。準決勝までの4試合で2失点と守備の堅さを誇るメキシコを相手に、序盤は攻めの形を見出せなかったドイツは、時間の流れとともに、同4試合で11得点を挙げた攻撃陣が力を発揮。前半37分、ダイスラーのパスをシュバインシュタイガーがワンタッチではたき、パスを受けたポドルスキペナルティーエリア手前から左足で豪快に決め、先制点を挙げた。自陣でボールを奪われるミスから同40分、メキシコに同点ゴールを許したが、直後の同41分には、相手ゴール前での巧みなパス交換から最後はシュバインシュタイガーが冷静に決め、ドイツが再びリードした。

しかし、後半開始早々にドイツのハンケが悪質なファウルで退場となると、数的優位になったメキシコが攻勢に転じ、後半13分、右サイドからのクロスボールをゴール前のボルヘッティが頭で合わせ、同点に。ドイツはバラックらが気迫のプレーでボールを奪い返して好機をねん出し、同34分、左CKのボールがゴール前でこぼれたところをフートが押し込み3−2としたが、メキシコは同40分、右サイドのFKからのボールを再びボルヘッティが頭で決め、試合は延長戦に突入した。

シーソーゲームとなった試合に決着をつけたのは、ドイツの大黒柱、主将バラック。延長前半7分、ペナルティーエリア手前で得たFKをバラックが直接狙うと、ボールはメキシコ選手の壁を越えてゴール左に決まり、死闘に決着がついた。

見ちゃいましたよ。南米予選のときの鬱憤を晴らすかのように、ものの見事にブラジルが圧倒してましたね♪
にしても、アドリアーノはスゴイですね〜。まさしくFWの嗅覚とでもいいましょうか、貪欲にゴールを狙ってますね☆
それからカカもやりましたね。ちょっと調子を落としてただけに、今大会の活躍は今後に活きてくるでしょうね!
この両者はこれからのブラジルを牽引していくことでしょうね!!
アルゼンチンもあんな絶望的な状況でも頑張りましたね。アイマールの得点もなかったら国に帰れなかったでしょうね…
3決もドイツが踏ん張りましたね。さすがバラック
(・∀・)b