FC東京、ユベントスに敗れる 国際親善試合

サッカーJ1のFC東京と、イタリア・セリエAの強豪・ユベントスによる国際親善試合は7日、東京・味の素スタジアムで行われ、ユベントスが4−1で勝った。

先制したのはFC東京。前半9分、右ショートコーナーから宮沢のセンタリングを戸田が頭で合わせた。後半、ユベントスは個人技の高さとフィジカルの優位を生かし、一気に得点を重ねた。6分にシュートのこぼれ球をトレゼゲが押し込んで同点とすると、28分にスクーリ、30分にデルピエロ、36分にはデルピエロがこの日2点目を決めた。

 ○…前半こそFC東京のスピードに乗った攻撃に泡を食ったユベントスだったが、ハーフタイムをはさんでようやく本領発揮。その主役は、やはりデルピエロだった。同点で迎えた後半28分、スクーリの勝ち越しゴールをお膳立てするセンタリングを上げると、30、36分と立て続けに自らゴール。1日の横浜マ戦に続き、試合の活躍者に贈られる乗用車を獲得した。1日の試合後、「この車で、時間があったら日本をまわってみたいね」と話したデルピエロだが、2台目には驚きの表情。両手を振って、スタンドのファンに感謝の意を示していた。

 ○…シュート数ではユベントスの15本を上回る16本を記録したFC東京。チャレンジャーらしい思い切りのいい攻撃で前半は1−0とリードして折り返したが、運動量が落ちた後半はユベントスにボールを支配され、逆に4点を失った。前半ロスタイム、フリーになった近藤が放ったシュートが右ポスト直撃で外れたのも、もったいなかった。収穫と同時に、FC東京が今抱えている課題も浮き彫りになった内容。原監督は「強い相手とやることで、何が通用し、何が足りないか分かってくる。それを選手がどう感じるか」と、この敗戦を糧にすることを誓った。

 ○…デルピエロがこの試合もMVP。受賞を決定付けたのが、後半36分のゴールだった。ネドベドのシュートがDFにはね返ったところをトレゼゲが左足、デルピエロは右足をほぼ同時に振り抜いた。すでに二人とも1得点ずつ挙げており、この得点者がMVPの最有力候補となるところが、発表は二転三転。試合後30分以上たってようやくデルピエロの得点と発表され、トレゼゲも「僕が打つつもりだったんだけど、最終的にデルピエロが決めたよ」と素直に認めた。賞品として、1日の横浜マ戦に続き2台目の乗用車を手に入れたデルピエロ。イタリア人記者から「車屋でも開くのか」とからかわれ、「車をもらいに、また日本でプレーしたいね」と笑った。

さすが、僕らのデルピーだよ☆
来年はチャンピオンズリーグで優勝してもらいたいね♪
(・∀・)b