リヴァプール、21年ぶりの欧州制覇


 チャンピオンズリーグは現地時間25日、トルコのイスタンブールで決勝戦が行なわれ、リヴァプールが一時は3点のビハインドを背負う劣勢を跳ね返して3対3の同点に持ち込み、PK戦の末にミランを下した。リヴァプールの優勝は1984年以来、実に21年ぶり5回目。

 チャンピオンズカップ時代から数え、記念すべき50回目のファイナル。盛大なセレモニーとキックオフの興奮醒めやらぬなか、開始1分にFKから36歳のマルディーニが右足のボレーで決めて、ミランが1対0と先制する。この決勝戦史上最速&最年長ゴールで優位に立ったミランは、その後も攻撃の手を緩めない。39分、素早いカウンターからカカがスルーパス。抜け出したシェフチェンコからの低いクロスをクレスポがダイレクトで合わせて追加点。さらに5分後、またもカカの絶妙なスルーパスからクレスポが決め、ミランが前半だけで大量3点のリードを奪った。

 しかし、リヴァプールも後半は選手交代からリズムを引き寄せる。ハーフタイムに右DFフィナンに代えてボランチのハマンを投入。この交代でジェラードを一列前に上げると、54分にリーセの左クロスにそのジェラードが頭で合わせて1点を返す。さらに、その2分後にも前半途中に故障したキューウェルに代わって入っていたスミチェルが20メートルのミドルシュートを叩き込むと、60分にはジェラードがガットゥーゾに倒されて獲得したPKをシャビ・アロンソが決めて、リヴァプールがわずか7分間の猛反撃で3対3の同点に追い付いた。シャビ・アロンソのPKは、一度はGKジーダの好セーブに阻まれたものの、こぼれ球をシャビ・アロンソ自らが押し込んだ。

 このあとは、両チームとも1点を巡る慎重な攻防を繰り広げ、試合は3対3のまま90分間を終えて延長戦へ突入。118分にはシェフチェンコの強烈なヘッドが試合を決めたかと思われたが、リヴァプールGKデュデクがワンハンドでこれを防ぎ、決着はPK戦に委ねられることに。PK戦では先行のミランセルジーニョピルロと立て続けに失敗。これに対し、リヴァプールは3人目のリーセが失敗したもののハマン、シセ、スミチェルが決め、3対2でミラン5人目を迎えた。ここで、シェフチェンコの力のないキックをGKデュデクがセーブ。この瞬間、リヴァプールが21年ぶりに欧州王座に輝いた。

やったね、リヴァプール
でも個人的にはやっぱミラン派だったんだけどな…w
(´〜`;)